セドナ アリゾナ パワースポット巡りの旅

オートマンはアリゾナ州モハビ郡にあるゴーストタウンです。標高は830mあります。ルート66沿いにあるこの町は、アリゾナ州キングマンとカリフォルニア州ニードルスの中継点として観光客が訪れています。 オートマンと言う町の名前はオリーヴ・オートマンと言うインディアンに誘拐された（5年間程一緒に暮らしていたそうです）という事になっている少女の名前から来ているそうです。

1915年に二人の鉱山夫が10,000,000ドル分（約10億円相当）もの金を発見した事から、一攫千金を狙った人々がどんどん移住して来たそうです。
当時使われていたトロッコが残されています。

キングマンのアンティークショップ店員のおじさんから、「30分くらいだよ！」と聞かされて行ったのですが、途中は崖っぷちの続く山道なので、慣れない観光客の私たちには45分くらいかかりました。 ドライブするのにも景色のいい、いかにもアリゾナといった風景が楽しめるので、時間に余裕のある方は是非行ってみて下さい。
現在ではキングマン〜ニードルス間をI-40が結びルート66は使われなくなっているのですが、ルート66観光をしている人達には人気のある、西部劇の様な建物が建ち並ぶ町です。

この西部劇のような建物の中は、お土産屋さんやレストランになっています。お土産品（インディアンの壷やカチーナなど）はセドナなどの観光地と比べてちょっと安めな設定になっています。


オートマンのもう一つの名物がロバで、町中に放し飼いされています。観光客とのふれ合いの一環として、ロバ専用の人参が売っており、それをロバに食べさせてあげる事が出来るのですが（奈良の鹿せんべいみたい）子ロバのおでこには「人参禁止」マークが付いているので注意。（消化出来ないんでしょうかね。）

ジェロームは標高1,585mの高さにあるアリゾナ州の小さな町です。トゥジグート遺跡から近いので立ち寄ったのですが、くねくねした山道を登って行く事約20分くらいで到着します。銅山があり、その採掘で栄えた町なのですが、第二次世界大戦後には銅の需要が下がり、1953年に閉山されてからは歴史的なゴーストタウンとして人気で観光客が訪れています。

とても見晴らしがいい町です。



私たちが到着したのは既に午後4時を回っていたので、しまっているお店も多かったのですが、観光客向けにお土産物屋さんや銅山博物館、昔の映画館を利用した博物館などが立ち並んでいます。

銅山の博物館　Mine Museum


また町の至る所に当時銅の採掘や生産に使われていた錆び付いた炉や機械、パーツなどが置いてあります。


こちらは当時町で使われていたであろうガス灯


こちらは当時の鉱山夫のマネキン


ゴーストタウンといっても観光客が割と訪れるらしく、バイカーや観光客がいました。小さなちょっと変わったお店や、今のアメリカにはない町の風景が意外に面白く、町を歩くのは楽しかったです。

ジェローム感想：
アメリカと言えば至る所にマクドナルドやウォールマートなどのチェーン店が立ち並び、何処に行っても「同じ」風景を旅している感覚に陥るのですが、ジェロームのような小さなゴーストタウンではそういう大型チェーン店は全く見られず、なんだか別世界にいるようで楽しかったです。今では豊かなアメリカを、その昔下支えをした小さな町、といういかにも寂れた風情が何とも言えません。